マッチ以前の古い道具。
一見不便そうですが、使い慣れるとカチッと一発で火種ができ、炎が上がるまで10秒とかかりません。
また、火打ち石には火起こし道具としての他、古くから厄除け、縁起担ぎとしての使い道もあります。
お出かけの前に「いってらっしゃい」と切り火で送り出されるのは、清々しく気分のいいものです。
あの銭形平次の親分も火打ちで送り出される場面がありました。
縁起の悪いことや危険な目に遭わないようにと、今でも伝統を重んじる職業の人、芸能人や落語家、花柳界の方や、鳶(とび)職、大工など危険な業務に従事する方たちにも愛用されています。
【火打石の打ち方】につきましては、こちらの動画をご覧ください。 |
※動画に使用している商品は「らくらく火打鎌(簡単に火花が出るように特殊な加工を施した鎌)」と「火打ち石(水晶)」です。 |
※鎌は火打ち石に叩き付けず、マッチを擦る様にお使いいただくと小さな力で切り火が出ます。(また、鎌や石を痛める事も防げます) ※石の角が鋭く尖っていますので、手を切らないように十分ご注意下さい。 こちらの商品では、動画と同じ火打鎌は付いておりません。 (※一般的な神社さんで使用されている鎌と同等品です。) ※「らくらく火打鎌」と比較しますと、火花を出せるようになるまで少々練習が必要となる火打鎌となります。 |
もっとも一般的な使われ方となるこの厄除け火打石。
毎日の生活を明るく元気にすごしたい。
火打石で一番ポピュラーな厄除け。厄を除けて出かけましょう。
作法は切り火はうしろから肩越しに火花を打ちかけます。
ここ一番の勝負の前にカチカチ、危険な目に遭わないようにカチカチ、粋でいなせな江戸っ子のステイタスシンボルでもあった火打道具を古くも新しい日本の文化としてご愛用ください。
■火打ち石のご使用方法 | |
切り火(厄除け・清め・大願成就祈願) | 切り火は厄払いや邪気を祓う日本古来の風習です。利き手に石をもち一方の手に火打金をもちます。 石と鎌とを横から打ちつけるのではなく、上から下へ擦り合わせるように打ちます。いく筋かの火花がはじけ飛びます。 この火花を清めたい場所や出かける人の右肩口に後ろから2、3回カチカチと切り掛けるのが作法です。 |
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※昔の火打箱に火花を飛ばすにも同じ方法で火打箱に入れた「火口(ほくち)」に向かって下向きに打ち擦ります。 | |
古式火越し(炎にする) | 利き手に火打金を、反対の手に石をもちます。 石の鋭い角を選び火口(ほくち)をひとつまみ乗せ、石の刃部から3ミリほど離して図のように親指で軽く押さえます。火打金でカチッと打つと、火花が幾筋かはじけ飛んで火口に落ち着火します。そっと息をふきかけ火種を大きくします。 |
最初からうまくはいかないと思いますが、初めは火花をたくさん飛ばす練習をしてください。火口に着火できましたら息をふきかけ火種が赤熱して広がり、ここからたばこに火をつけることができます。 今度はこの火種を炎にするには、付け木を用意して先端に付いている黄色い硫黄の部分を火種にあて息を吹きかけ、そのままにしておきますと間もなく硫黄が溶けてだんだんくすぶりはじめ、青白い炎を発します。炎が木に移ると赤い炎が燃え上がりこれでローソクを灯すことができます。 ※火口は湿りやすいので良く乾燥させほぐして使用しますと着火が容易になります。『角とれて 打つ人もなし火打石』と江戸処世句があるように、角が丸くなってしまった石は火がでません。大きい石は打ち欠いて角を作れますが、小さくなってしまった石は新調をお薦め致します。石の角や細かい破片は非常に危険です。初心者はメガネ、ゴーグルと手袋などで目や手を保護してください。 又、火のお取り扱いには充分ご注意お願い致します。 | |
■火打ち石の使用上の注意 | |
石の角や細かい破片は非常に危険です。 絶対に顔の近くで切り火を行わないでください。 |
※火打石は性質上、割れたり欠けたりする事があります。
※火打石が割れた時や、破片で手を切らないよう、お取り扱いには十分にお気をつけください。
■サイズ(約・mm) | 【火打ち石】 45×30×25(参考商品) 【火打ち鎌】 41×91×8(参考商品) 【化粧箱】 57×106×53(参考商品) 【セット内容】 火打ち石(小)×1個 火打ち鎌×1個 |
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■重量(約・g) | 【火打ち石】43.7(参考商品) 【火打ち鎌】39(参考商品) 【総重量(箱含)】101(参考商品) |
■材質 | 火打石(めのう)他 |
■お手入れの方法 | — |
■替え時・処分の方法 | 石が丸くなって、火花が出難くなったら新調してください。 |
いただいたご質問にお答えしている、 “宮忠Q&A 一文一燈”もご覧ください。 |
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